この記事では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の私が、タイミング法と人工授精をして妊娠できた流れをまとめています。
福岡山王病院のリプロダクションセンター
福岡山王病院で不妊治療を始めることに決め、初診は婦人科を受診しました。
2回目の診察から、不妊治療専門のリプロダクションセンターへ通うことになります。
リプロダクションセンターは、2階の奥側の人目に付きにくい場所にあります。
1階で受付をしファイルを渡されるので、ファイルを持って2階のリプロダクションセンターへ向かいます。受付では、ファイルと基礎体温表を提出します。
同じフロアには産科のバースセンターもあるので妊婦さんもいますが、総合病院で沢山の人がいるので特に気になりません。
診察の順番が回ってくると、待合室にある電光掲示板に、その日の自分の受付番号が表示されます。受付番号が表示されると、隣に表示されている診察室の部屋に移動します。
看護師さんに名前を呼ばれたり、診察室まで案内されることも無いので、私的には気楽に通うことが出来ました。
タイミング法から始まった不妊治療
月経5日目に行った初診時に、卵胞を育てる薬(クロミッド)を処方されていたので、1週間後の(薬を飲み終わる頃)に卵胞チェックで、リプロダクションセンターを初めて受診しました。
私の不妊治療は、タイミング法から始まりました。
タイミング法とは、妊娠しやすい最適な日時に性交渉を持つタイミングを、医師に指導を受け妊娠を目指す方法です。排卵しやすい成熟した卵子を育てるために排卵誘発剤を飲み、経膣超音波で卵子が育っているかを定期的にチェックします。その後、排卵に適した大きさまでに育った卵子を確実に排卵させるために、hCG 注射を打ちます。(筋肉注射)
1回目のタイミング法
月経5日目から、クロミッド錠50mgを1錠、5日間飲みました。
1週間後の卵胞チェックでは、卵胞径が18mm以上と育ってはいますが、子宮内膜が5mmとやや薄めでしたが、hCG注射を打ち、タイミングを取りました。
排卵に適した卵子は卵胞径が18mm以上、排卵が近いと子宮内膜が厚くなり、着床に適した子宮内膜は8mm以上が理想です。
結果は、妊娠には至りませんでした。
2回目のタイミング法
2回目も同じ方法で行いました。
やはり前回同様、子宮内膜の厚さが8mも無く薄いままでした。
結果、妊娠には至りません。
子宮卵管造影検査
タイミング法を2回行いましたが、妊娠に至りません。
月経終了時に、子宮卵管造影検査を行うことになりました。
子宮卵管造影検査とは、子宮の入り口(子宮頚管)から子宮、卵管の方へと造影剤を流し、子宮の形や卵管の通過性、卵管周辺に異常がないかを調べます。
検査当日の流れ
- 検査前にリプロダクションセンターで受付を行い、痛み止めの座薬を入れます。
- レントゲン室へ移動します。
子宮卵管造影検査は、いつもの先生が検査を行ってくれます。レントゲン台の上に横になり、婦人科の内診のように足を広げます。
検査は5分ほどで終わりました。体感としては、もっと掛かったように感じました。なぜなら、痛みがあり、我慢は出来ますが、痛くて動いてしまうのを必死に耐えました。
検査後は、少量の出血や下腹部痛・発熱がある場合もあるようですが、私はありませんでした。
ですが、次の日は下腹部痛は強くあり、検査時に流した造影剤がかなり出てきました。あまりの痛さに1日中横になっていました。
お仕事されている方は、一応、次の日も休みを取った方が良いと思います。
子宮卵管造影検査の結果
子宮の詰まりはありませんでした。
子宮卵管造影検査をすると妊娠しやすい
一般的に、子宮卵管造影検査を行うと6ヶ月間は妊娠しやすくなり、最初の3ヶ月は最も妊娠しやすい時期になります。
クロミッドの副作用
2回のタイミング法を行い妊娠に至りませんでした。
どちらも、子宮内膜が着床に適した厚さまで育ちませんでした。
すると、クロミッドは成熟した卵胞に育てるが、子宮内膜が薄くなりやすい副作用もあるとのこと。なので、長期間のタイミング法は推奨されておらず、目安は6ヶ月になる。
3回目のタイミング法
3回目のタイミング法の前に、クロミッド以外で卵胞を育てる方法があるのか相談しました。
そして、クロミッドではなく、注射で卵胞を育てる方法に変えました。
注射で卵胞を育てる方法は、注射を打ちに病院に通うのでクロミッドの時より、病院に通う回数が増えました。
ですが、注射に変えた周期の子宮内膜は8m以上としっかり厚くなりました。
卵胞の状態が一番良かったので期待しましたが、
妊娠には至りませんでした。
人工授精へステップアップをすることに
タイミング法を3回終え、妊娠には至らず。
1ヶ月に1回しか無いチャンスを無駄にしないように、卵管造影検査後のゴールデン期間を無駄にしないように、人工授精にステップアップすることにしました。